高校日本史の旧石器時代を超わかりやすく解説!【共通テスト対応!】

高校日本史

こんにちは。『スタウィズ!』管理人のMINOCCHIです!

この記事では高校日本史の旧石器時代について丁寧に解説していきますので、ぜひ一緒に学んでいきましょう!

目次

  • 日本列島における人類の出現
  • 日本における旧石器時代の「発見」
  • 旧石器時代の生活

旧石器時代とは、打製石器を主たる道具として使う時代、を指します。

ではどういう経緯で日本に人類が出現したのでしょうか?

(1) 日本列島における人類の出現

更新世(洪積世)= 氷河時代 であったため

「日本列島」は大陸と陸続きであった→現在よりも海水面が100mほど低い。

なので大型が大陸から渡ってきました。

マンモス・ヘラジカ(北から)

ナウマン象・オオツノジカ(南から)

・これを追って人類が「日本列島」に渡ってきます。

ではそれはいつごろでしょうか?

それは不明です。(!?)

2000年に発覚した東北旧石器文化研究所の藤村新一による「旧石器発見ねつ造問題」が大きい

※多くの遺跡は 36,000年前以降の後期旧石器時代のもの→一部中期旧石器時代の遺跡も

(2) 日本における旧石器時代の「発見」

1949年 相沢忠洋氏が群馬県の岩宿遺跡関東ローム層から打製石器発見

日本列島から発見された旧石器時代人の人骨

浜北人(静岡県)

港川人(沖縄県)…全身の骨格がよく残る

山下町洞人(沖縄県)…約3万2千年前の人骨(日本最古)

→いずれも新人段階

横幅の広い顔・低い身長が特徴…アジア大陸南部の古モンゴロイドがルーツ

(3) 旧石器時代の生活

打製石器を使用
打製石斧=木の伐採や土掘りなどに使用
 石刃(ブレイド) =切ったり削ったりするのに用いる。
 尖頭器(ポイント)=木薬形の検先形石器。手槍・投げ槍の尖端
 細石器(マイクロリス)=橋の側面に埋め込んで殺傷力を高めるために使用(北方から伝わる)

※細石器が用いられた段階を特に中石器時代と呼ぶことがある

採集経済=狩猟や植物性食料の採集など

最近はやりのSocietyでは1.0にあたります。

移住生活…テント式の小屋・洞穴等を住居とし、獲物を求めて小集団で移動

野尻湖遺跡(長野県)…大型生物の骨と打製石器が出土。キルサイトとも

まとめ

  • 氷河期で大陸と陸続きだったので日本列島に人類が移動してきた。
  • 戦後に相沢忠洋さんが打製石器を発見したことで日本に旧石器時代があったといわれるようになった。
  • 打製石器を利用し、狩猟・採集を行う生活を送っていた。

みなさん、旧石器時代の日本について理解を深めることはできたでしょうか?

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